
一昨日は奈良へ、日帰り診察の1日。
手術が少し早まったので、詳しい検査のため。
往復の電車の中で読もうと、よしもとばななさんの本を1冊。
「まぼろしハワイ」。
泣けました。
なんでこんなに泣けるのか、というくらいに、涙が出て、鼻水も出て、
平日の静かな車内で、病院の待合室で、ぐしゅぐしゅ、やってました。
ハワイのやさしい風が、私にも吹いたのかな。
ばななさん、あとがきでは、この作品を5年もかけて書いた、と。
なんかうなずけました。伝わってきました。
とても丁寧だったもの、細やかな表現が。
私って、
時々、もんのすごく神々しいような、清いような、
目に見えないチカラや道理に触れたくなるかと思えば、
時々、もんのすごく現実的で、俗っぽいものや煩悩の類に触れたくなる…。
いつも、この波が交互にやってくるのだけど、
このまぼろしハワイは、私にちょうどいい具合に両方のものが中和していて、
読み終わった時には、
もう、どちらかに傾かなくたっていいし、傾いたっていいし、
なんの理屈もなく、その時その時の感情を味わいきれば、ニンゲン、それでよし…
みたいな気もちになっていました。
もしかして、神の世界と現実を心地よく融合させていく難しさで、
ばななさんは5年費やしたのかも、なぁんてね。
多分違うような気ぃする、いつもの知ったかたったったーの知ったかぶり(笑)
さて、おかげ様で術前のいろいろな検査は無事終わり、
3時頃に会計を済ませて、駅へ。
ゴハン食べるひまもなかったので、おなかはぐー。
中年オンナがひとりでゴハン食べても自然に馴染むような、
欲を言えば、ちょっとしたcafeでもないかしらん、と探すけど、
あいにく見当たらない…。
いわゆる昔ながらの喫茶店もあったけど、常連さんらしき人が、
ママさんと馴れ合いの雰囲気で談笑しているのが、
開け放したドアから見えたので、尻込み…。
ではでは、駅構内にある店で、おそばをすすることにしよう、と。
カウンターしかない、イスありの立ち食いそば、スタンドバーみたいな雰囲気。
隣ではサラリーマン風のおじさんが、
おでんを食べながら、おかんしたお酒でいっぱいやってました。
「ひとりでおそば、なんて、しょっちゅうですわ、慣れてるの、ほほほ」
みたいな、フツーな顔、装って入ったけど、実は内心どきどき。
こういうのんが、いつか平気になって、
こうやって、強いオバチャンになっていくんだろか。
サービスエリアのおトイレ、混んでたら、
「ちょーっとごめんなさいねー」って、
男便所のおっきー方で用を足せるようになっちゃうんだろか(笑)
はて。
41にして、ちょっと「ひとりそばや」したくらいで、
こんなふうにあれこれ思う私の感覚は、
フツーなのか、それとも、箱入りレベルなのか。
いずれにしても、今まで夫に守ってきてもらっているってことなんだろうなぁ…。
あぁ、守られてきていることに感謝だなぁ。
今回こういう経験ができたことにも感謝だなぁ。
11月になったら、3週間弱、ひとり離れて奈良で入院、も待っていて。
子どもは夫の実家に世話になります。
慣れない子どもらの世話をしてくれる、おとーさん、おかーさん。
待ってくれている子どもたち。
いつも以上の親の役目と、子どもの役目と、夫の役目に
エネルギーを消耗するだろう夫。
お世話かけちゃう職場やまわりの方々にも、より一層、感謝です。